わたしについて。

自己紹介

私、生まれも育ちも東京都文京区。大塚病院で産湯に遣い、性は山田、名はうどん、人呼んでフウテンのうどんと発します。

身体&高次脳機能障害者ですが、日頃思った事&思い出話等をこれからブログ記事にしますので、宜しくお願いします

自分の障害について

自分は、身体&高次脳機能障害者です。2009年10月17日深夜、自宅に帰った後に寝室前で心筋梗塞発生して突然倒れました。救急搬送してもらって2週間ほど意識不明でした。生まれ変わったので頑張ります。

高次脳機能障害の症状は千差万別ですが、自分の場合は記憶障害と感情の抑制が出来なくなる時もありました。

最初は両親の名前もわからないし、聴覚過敏にもなっていました。それでも復活は誰でもありますよ。これから、自分が実際に体験した記憶障害とその記憶が復活したタイミングについてお話できればと思います。

五感に紐づく記憶

味覚について

味覚について語らせて頂きます。

よく地元の味が好きとか、母の味が好きとか言いますよね。自分も、不思議なもので母が入院中に駄菓子(麩菓子やラムネなど)をお土産に持ってきてくれたときに、食べた瞬間に幼稚園児の頃の餅つきの思い出が蘇りました。

父の生まれ故郷の地方名物のきりたんぽも食べた瞬間に、秋田の父の実家の風景とか祖母や祖父の事などが一気に蘇りました。

そんなことを感じたことがなかったので今では食べたことのない物で記憶復活を期待して色々チャレンジ中です♪ おかげで幼い頃から苦手だった人参も大好きに変わりました。

また、人間とは面白いもので本能的に食べたくなるのは体が求めている物だと思います(笑)。いろいろチャレンジします♪

聴覚について

入院中に元々妻が、入院前によく聞いていた曲をiPadで聞かせてくれて非常に感動しました。

自分では気付かなかったのですが、高校時代にバンド演奏していた頃の曲が流れた時にギターの手の動きをしていたそうです。とにかく、人の声ももちろんですけど、音楽はその曲によって、当時の記憶がふと思い出せることが多かったです♪
ただ、残念に思えることもひとつあります。入院前はどうだったか不明ですけど、やたらと聴覚過敏になってしまったのです…。それによって、集中していた作業なども中断をしてしまったり、いい人なのはわかっているけどその音だけでもう近づきたくなくなる事も多々ありました…。

例えば、コンフィの時も職場にいた時もそうですけど仕事中に間食してる人の嚙んだ音で「一般的にどう考えても作業中のPCの前で下手したらキーボードに食べかすがこぼれてしまって壊しちゃうこともあるし、周りの人が気になってしまうくらいの音のマナー違反だし、そんなんでいいの???」などとイライラしてしまったりするくらい過敏になりました…。現在は、その時よりは鈍感になっています(笑)

 

視覚について

生まれつき視力が悪かったので、小中学校では眼鏡で、高校からはコンタクトレンズにしていました。それがトラウマだったので25歳位の時にレーシック(事件があった銀座の某眼科医院です)をして、コンタクト&眼鏡なしの生活をしていました。最近になって急にまた眼が悪くなったので、久しぶりに遠近両用メガネを作成して、ふたたび眼鏡生活に慣れるようにしています。自分の趣味が釣り&卓球&将棋&ビリヤード&YouTube等々なので、動体視力も必要なので酷使してしまっていたのかもしれません。眼も脳に直結しているので、やっぱり視覚は大切だなぁと改めて思います。目が疲れたと思ったら、景色を広く見たり、目を閉じたり、ブルーベリー飲料とか目薬とかをしてフォローしています。

 

嗅覚について

自分の嗅覚は比較的鈍感ですけど、食物とか香水とか季節の香りとか異臭(笑)等々の香りで、色々な風景がふと頭に浮かぶのです。例えば温かい珈琲の香りをふと嗅いだ時に○○の裏道で高校生の友達と遊んだ事や、○○駅前のパンダ焼きの香りで幼少期の頃のお祭り時に楽しみにしていた人形焼きをみんなで美味しく食べていた事とか、電車の中の誰かの香水の香りをかぐと、○○のデパートで母の買い物が終わるのを車で寝ながら待っていた事等々を思い出すことができたのです。人それぞれでしょうけど、脳に直結しているお鼻ちゃんも大切にしましょう♪ 鼻の悩みとしては、なぜか家族用の朝の朝食を作っている台所にいる時だけは必ず鼻水が出るのです(笑)。嗅覚過敏でも花粉症でもないので、目が覚めたスイッチだと思って毎日過ごしています♪

触覚について

人それぞれあると思いますが、人間の肌は非常に敏感ですね。例えば、タオルに触れると、きめ細かくて安心できたり、猫ちゃんを抱っこするとふんわりとホッとできたり、裸足で歩いている時に少しでも違和感を感じると何か異物を踏んでいたり、パンを手に取った瞬間にそのパンの食感まで想像できたりします。当たり前のように手に取ったりしていますが、脳のセンサーは非常に敏感ですね♪ あと、怖い思い出話もしちゃいます。数年前に、寝ているときに、ほっぺたがサワサワとくすぐったくなったのでぼんやり目が覚めて、ボーっと手でほっぺたを掻こうとしたら…、その触覚で一気に目が覚めてしまいました…! 思い出したくもないのですが、手に触れたのは…G(ゴキブリ)だったのです…。触れた瞬間に目が覚めるどころか瞬時にティッシュを取って即、倒しましたので少しは安心できましたが、その日は眠れなくなりました(笑)。それ以来、余計に敏感になりました(笑)。当然、人間の自己防衛の反応だと思うのですが、触れるものは全てを堪能しましょうね(笑)。

五感についてまとめ

五感だとか六感だとかいいますけど、本当はもっともっといっぱい感覚はあると思います♪ 一つ一つを詳しく感じるのではなく、全体的に感じるとなると数学的にも無限に近い組み合わせができますよね。僕達障害者は、それのほんの一部を失っただけで、しっかりと頑張って生き残った感覚がより成長して生きているのです。なので、通常の人よりも発達している感覚もあるということを知ってもらいたいです。とにかく人間は五感で色々サポートしてくれているので、生きている事自体をありがたく感じて楽しく生きましょう♪ 明石家さんまさんの「生きてるだけで丸儲け」の名言通りで、命を与えてくれた両親に感謝感激です。とにかく楽しく生きます♪ これからも思ったことを発表させてもらいますのでよろしくお願いいたします。

まずはお気軽にご相談ください。