令和元年度のコンフィデンス日本橋(就労移行支援事業所)の就労実績

こんにちは。
就労支援員の田中です。

本記事では、令和元年度のコンフィデンス日本橋(就労移行支援事業所*)の就労実績をまとめてみました。
また、同時に就労実績から1年の振り返りをしていきたいと思います。

*就労移行支援事業所について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

コンフィデンス日本橋 中央区日本橋の障害者就労移行・定着支援事業所

障がいをお持ちの方々の就職をサポートする就労移行支援事業所。よりよい選択のための観点や、見学・体験に際しての考え方、相談先など、2019年現時点での情報を総合的にまとめました。[…]

コンフィデンス日本橋(就労移行支援事業所)の概要

■ 定員数は20名(令話2年4月10日現在の登録者数は20名)
■ 7名の支援員の体制(サービス管理責任者1名、生活支援員2名、職業指導員2名、就労支援員2名)
■ 全ての障害種別の方が利用可能(現在は知的、精神、発達、高次脳、内部障害の方が利用)
■ 場所は三越前駅(中央区)

令和元年度の就労実績

令和元年度に就労が決まった方は合計10名でした。
そのうち、企業、官公庁に就職した方は10名、福祉的就労に繋がった方は0名でした。

福祉的就労とは、就労継続支援A型(雇用型)と就労継続支援B型(非雇用型)をさしています。

また就職先の内訳としては、9名の方が企業に就職し、1名の方が官公庁等に就職されました
(チャレンジ雇用*は0名)。

コンフィデンス日本橋 中央区日本橋の障害者就労移行・定着支援事業所

各省庁・自治体が障害者の雇用機会として提供しているチャレンジ雇用について解説。雇用率や法律、制度の背景、採用方法、仕事内容、条件、向いている方、向いていない方、その後について[…]

例年の就職者数の平均は8名であるため、比較をすると若干就職者数が多かったことになります。
※平成30年度の就職者数は7名でした。

令和元年の傾向

令和元年度の就職者の傾向として、就職された10名の内、8名が知的障害の方でした。コンフィデンス日本橋は、全ての障害種別の方を受け入れているため、その年々によって障害種別に偏りがあり、就職者の障害の内訳が変わってきます。

就職された知的の方の年代は、ほとんどが20代の方でした。知的の方の場合、特別支援学校卒業後すぐにコンフィデンス日本橋に繋がった方や特別支援学校卒業後、就職したものの会社を退職してコンフィデンス日本橋への利用するケースが多くありました。

精神や発達の方は、一般事務として就職をいたしました。基本的には時短勤務から始めています。すでに勤務先に慣れた方はフルタイム勤務に移行しました。精神・発達の方とも職場の担当者との信頼関係をうまく構築できたのが今現在の働き続けている要因に繋がっています。知的の方は、事務補助や室内軽作業の職種につきました。

具体的には、会議室の清掃・準備、社内郵便業務、シュレッダー、PDF化の作業、簡単なデータ入力などを行って社内で活躍をしています。
10名の就職者のうち退職をした方は1名です。それ以外の9名の方は今も働き続けています。就職してから6ヶ月経過した方は、すでに定着支援事業への移行をしています。

今現在、新型コロナウィルスの影響で在宅勤務、時短勤務となっている方が多くいます。中には入社してから1ヶ月で在宅勤務が決まった方もいました。在宅勤務の支援方法としては、電話相談やZoomを使って面談支援をしています。

具体的な就職先の名称

■ MSD株式会社
■ 板橋区役所
■ 株式会社ジケイビジネスサポート
■ 富士ゼロックスシステムサービス株式会社
■ 株式会社ACRO
■ グローブシップ株式会社
■ 富士フイルム株式会社
■ レイスバックオフィス株式会社
■ 日水物流株式会社

障害者就労の相談がございましたら、お気軽にコンフィデンス日本橋までご連絡ください。

TEL:03-6225-2505
E-Mail : info@confidence-n.com

この記事を書いた人

田中 佑樹(たなかゆうき)
大学卒業後、2008年に貿易会社に勤務。その後、2012年に一般社団法人障害者就労支援協会(就労移行支援事業所)で勤務を開始。障害のある方への就労支援をする傍ら、障害者雇用を始めようとしている企業に対して助言・サポートの実施。就労支援の現場では、知的・精神・発達・高次脳の方を担当し、企業就労に繋げる。就職後も当事者の家族や各支援機関との連携を大切にしながら、中長期の定着支援を実施。

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